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パドルスポーツ
計画継続バイアス:なぜ危険な選択をしてしまうのか
The Perils Of Plan Continuation Bias
Paddling Magazineの記事「The Perils Of Plan Continuation Bias」は、パドリングにおける「Get-there-itis(目的地到達症候群)」の危険性について警鐘を鳴らしています。これは心理学で「計画継続バイアス」として知られる認知的な罠であり、航空業界で広く研究されている現象です。パイロットやカヤッカーの間でも議論されており、事故の一因となることが指摘されています。記事では、筆者自身の腱炎や兄弟の足底筋膜炎、97歳の父親の心内膜炎といった「〜炎(-itis)」で終わる病気の例を挙げ、これらの病気が良くないものであるのと同様に、「Get-there-itis」も危険であると強調しています。このバイアスは、計画を継続することに固執し、状況の変化や新たなリスクを無視してしまう傾向を指し、特に天候の急変や体調不良など、予定変更が必要な状況で顕著に現れます。安全なパドリングのためには、この認知バイアスを認識し、柔軟な判断を下すことの重要性が示唆されています。
実践ヒント
- パドリング中に天候や体調に異変を感じたら、無理に目的地を目指さず、計画を中断または変更する勇気を持つ。
- 出発前に代替ルートや緊急時の避難場所を複数検討し、不測の事態に備える。
- グループで行動する際は、リーダーだけでなく全員が状況判断に参加し、意見を出し合うことで計画継続バイアスに陥るリスクを軽減する。