← 一覧に戻る
クライミング
雪上での中間支点と同時登攀の進め方
Intermediate protection on snow and simul-climbing progression
雪上での同時登攀(サイマルクライミング)における中間支点の確保について、理論と実践のギャップを考察する記事です。理論上、雪上での同時登攀では、クライマー間に少なくとも2つの支点が必要とされています。しかし、岩場ではこれが現実的である一方、純粋な雪上ではピケットを6〜8本も携行することは非現実的であり、ほとんどの登山者が1〜2本しか持たないのが実情です。このため、実際には中間支点がほとんど、あるいは全くない状態で同時登攀を行うチームが多く見られます。記事では、200mの雪のクーロワールで岩の支点が少ない場合を例に挙げ、ギアとアンカーの管理をどのように行うべきかという実践的な課題を提起しています。理論と現実の間のギャップを埋めるための具体的なアプローチや、短いピッチに分割するなどの代替策の必要性を示唆しています。
実践ヒント
- 雪上での同時登攀を計画する際は、理論上の支点数と実際に携行可能なギアのバランスを事前に検討し、代替策(短いピッチに分割するなど)を準備する。
- ピケットの携行数を増やすことが難しい場合、雪の状況や地形に応じて、アイスアックスやスノーアンカーの活用、またはスタンスの確保など、他の安全対策を検討する。