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フィッシング
アシッドレインで失われたアディロンダックのブルックトラウトが復活—しかし温暖化が脅威に
Adirondack Brook Trout Are Recolonizing Streams Lost to Acid Rain—But Warming Water May Undo the Comeback
米国地質調査所(USGS)の画期的な研究によると、ニューヨーク州アディロンダック山地のブルックトラウト(Salvelinus fontinalis)が、酸性雨によって失われた河川への再定着を進めていることが明らかになりました。1980年代半ばにはトラウトが生息していなかった42の西部アディロンダック調査河川のうち、現在では33の河川でブルックトラウトが確認されており、これは40年間の回復を示すものです。この研究は、2025年12月にFreshwater Science誌に掲載された査読済みの論文で発表されました。ニューヨーク州エネルギー研究開発局が委託したこの調査は、酸性雨による水質改善がブルックトラウトの生息域拡大に貢献していることを示唆しています。しかし、ニューヨーク州環境保護局(DEC)の新たな管理計画では、侵略的外来種、生息地の喪失、そして温暖化する気候といった課題に直面しており、水温上昇がこの回復を台無しにする可能性が懸念されています。ブルックトラウトの再定着は喜ばしい進展であるものの、気候変動による水温上昇が今後の生息環境に与える影響が、今後の保全活動における重要な焦点となるでしょう。
実践ヒント
- アディロンダック地域で釣りをする際は、最新の漁業規制や水温情報を確認し、ブルックトラウトの保護に配慮した釣り方を心がけましょう。
- 外来種の拡散を防ぐため、釣り具やボートは使用前後に洗浄・乾燥させ、他の水域への移動を避けるようにしましょう。