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クライミング
The Alpinist 🇺🇸

ディッキー山南壁に新ルート「ヘビー・イズ・ザ・ハンド」が開拓

Heavy is the Hand: New Route on Mt. Dickey’s south face

アラスカ・マウントディッキー南壁に新ルート「Heavy is the Hand」開拓
2024年3月27日から28日にかけ、マット・コーネル、ジャクソン・マーベル、アラン・ルソーの3名が、アラスカ州マウントディッキーの南壁に新たなクライミングルートを開拓した。彼らはこのルートを「Heavy is the Hand」と名付け、その難易度はWI6+ M6+ A1、標高5,000フィート(約1,524メートル)と評価されている。この名称は、ルート開拓中の困難な作業、特に「ledgeを削る重い手」や「beakを打ち込む重い手」といった状況から生まれたもので、ユーモアと真剣さが入り混じった彼らのマントラとなっている。

過酷な環境下でのルート開拓とチームワーク
マウントディッキーは、アラスカ山脈に位置する標高約2,909メートルの山で、その南壁は急峻な氷と岩のミックスルートが特徴である。今回の新ルート開拓は、このような極めて厳しい環境下で行われた。WI6+は非常に急な氷壁を意味し、M6+はミックスクライミング(氷と岩の混合)における高度な技術を要する。また、A1は人工登攀の難易度を示しており、自然のホールドが少ない箇所での道具を使った登攀が含まれることを示唆している。5,000フィートという高低差は、長時間の登攀と高度な体力、精神力を要求する。チームは、アラスカの厳しい気象条件と戦いながら、新たなラインを切り開いた。この遠征は、単なる技術的な挑戦だけでなく、極限状況におけるチームメンバー間の信頼と協力が不可欠であったことを物語っている。彼らが口にした「Heavy is the Hand」という言葉は、過酷な作業の中にもユーモアを見出し、互いを鼓舞し合ったチームの精神性を象徴している。
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