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登山・ハイキング
The Trek 🇺🇸

楽に距離を稼げるなら、進むべし

When the Miles Come Easy, Take Them

スローダウンの重要性:ロングトレイルでの教訓

ロングトレイルのハイキングにおいて、速く移動し、多くのマイルを稼ぐことに達成感を感じるハイカーは少なくありません。しかし、筆者は過去のスルーハイクで、序盤にペースを上げすぎた結果、水ぶくれ、塹壕足(Trench Foot)、関節の痛みといった代償を経験してきました。これらの経験から、今回のスルーハイクでは「今回は違う」と自らに言い聞かせ、より慎重なアプローチを試みています。この教訓は、単に身体的な負担を避けるだけでなく、トレイルでの体験をより深く、豊かにするための哲学へと繋がっています。

マイルが稼ぎやすい時こそ、その恩恵を享受する

「マイルが稼ぎやすい時は、その恩恵を享受せよ」というアドバイスは、一見すると速く進むことを推奨しているように聞こえますが、その真意は異なります。これは、体調が良く、地形が穏やかで、天候に恵まれているなど、条件が整っている時に無理なく距離を伸ばすことの重要性を説いています。例えば、平坦な道や下り坂が続く区間、あるいは涼しく快適な気候の日には、普段よりも多くのマイルを歩いても身体への負担が少ない場合があります。このような「イージーマイル」を効率的に稼ぐことで、後続の困難な区間や悪天候時に備え、体力や精神的な余裕を温存することができます。これは、常に一定のペースを保つのではなく、状況に応じて柔軟にペースを調整する戦略的なアプローチと言えます。

身体の声に耳を傾け、無理のないペースで

スローダウンの哲学は、自分の身体の声に耳を傾け、無理のないペースで進むことの重要性を強調しています。特にスルーハイクの序盤は、身体がまだ長距離歩行に慣れていないため、オーバーペースは怪我のリスクを高めます。過去の経験から、筆者は序盤に無理をした結果、水ぶくれや関節痛に悩まされたことを反省しています。今回は、焦らず、一歩一歩着実に進むことを意識し、身体のコンディションを最優先に考えています。このアプローチは、長期的な視点で見れば、より安全で、より持続可能なハイキングを可能にし、最終的にはトレイルを完走する確率を高めることにも繋がります。スローダウンは、単なる速度の低下ではなく、トレイルとの対話であり、自己との対話でもあるのです。
実践ヒント
  • 体調が良い日や地形が穏やかな区間では、無理のない範囲で積極的にマイルを稼ぐことを意識する。
  • スルーハイクの序盤は特に、身体が慣れるまでペースを落とし、怪我のリスクを最小限に抑える。
  • 常に自分の身体の声に耳を傾け、痛みや疲労を感じたら無理せず休憩を取り、ペースを調整する。
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