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登山・ハイキング
The Trek 🇺🇸

もう二度とロングトレイルなんてしない!

I am never doing another long-distance hike!

ロングディスタンスハイキングの魅力と「ポストトレイルうつ」
筆者は2024年にアパラチアントレイル(AT)のスルーハイクを終えた後、「もう二度とロングディスタンスハイクはしない」と固く誓った。しかし、その決意は長くは続かなかった。ロングディスタンスハイクが持つ中毒性と、下山後に経験する「ポストトレイルうつ」の深刻さを、身をもって知ることになったからだ。ポストトレイルうつとは、一般的に「長距離の、人生を変えるような旅を終えたハイカーが経験する、悲しみ、不安、目的喪失の期間」と定義される。筆者はATスルーハイクを始める前からこの現象について耳にしていたが、実際に体験するまではその影響の大きさを理解していなかった。

「ポストトレイルうつ」の具体的な症状と対処法
ATスルーハイクを終えた筆者は、達成感と同時に、日常への適応の難しさに直面した。トレイル上でのシンプルな生活から一転、社会生活の複雑さや、ハイキングという明確な目標の喪失が、精神的な空白を生み出した。これは、多くのロングディスタンスハイカーが経験する共通の感情であり、その影響は個人差があるものの、数週間から数ヶ月続くこともある。筆者は、このポストトレイルうつを乗り越えるために、いくつかの対処法を試みた。例えば、ハイキング仲間との交流を続け、経験を共有することで共感を求めること。また、次のアドベンチャーを計画することで、新たな目標を設定し、モチベーションを維持することも有効だった。さらに、自然とのつながりを保つために、短距離のハイキングやアウトドア活動を定期的に取り入れることも、精神的な安定に寄与したという。

ロングディスタンスハイキングの再開と新たな視点
「もう二度とロングディスタンスハイクはしない」という当初の決意にもかかわらず、筆者は再びロングディスタンスハイクへの衝動に駆られている。これは、トレイルが与える自由、自己発見、そして自然との一体感が、日常生活では得られない特別な価値を持つことを示唆している。ポストトレイルうつを経験したことで、筆者はロングディスタンスハイクの準備段階だけでなく、下山後の精神的なケアの重要性も認識するようになった。この経験は、今後のハイキング計画において、より包括的な視点を持つきっかけとなった。ロングディスタンスハイキングは、単なる身体的な挑戦ではなく、精神的な成長と自己理解を深める旅であり、その影響はトレイルを離れた後も長く続くものだと筆者は結論付けている。
実践ヒント
  • ハイキング後も仲間との交流を続ける
  • 次のアウトドア計画を立てる
  • 短距離のハイキングや自然活動を定期的に行う
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