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誘拐か、飢餓か?「ファウスト号」とその乗組員に訪れた奇妙な運命

Was It Kidnapping? Simple Starvation? The Strange Fate of the 'Fausto' and Its Crew

「ファウスト号」の奇妙な運命:大西洋漂流と乗組員の失踪
1968年10月中旬、カナリア諸島沖の大西洋で、漁船「ファウスト号」が漂流しているのが発見された。船内からはミイラ化した遺体が発見され、その遺体は「Julinにこれまでのことを決して話さないで。神がこの運命を望んだのだ。愛している…」という痛ましい遺書を残していた。この船は、エル・イエロ島からラ・パルマ島への短い航海に出るはずだった地元住民、ミゲル・アコスタ、ラモン・ヘルナンデス、エリベルト・ヘルナンデス、フリオ・ガルシアの4人を乗せていたが、目的地に到着することはなかった。

失踪の謎と捜索活動
ファウスト号は一般的な漁船で、全長約10メートル、木造でディーゼルエンジンを搭載していた。1968年10月12日、エル・イエロ島のラ・エスタカ港を出港。ラ・パルマ島サンタ・クルス港までの約100kmの航海は通常10時間程度で、天候も良好だった。しかし、ファウスト号は到着せず、翌日には捜索が開始された。スペイン海軍のコルベット艦「アタラヤ」や航空機が投入され、カナリア諸島周辺の海域が広範囲にわたって捜索された。捜索は10月18日まで続けられたが、船の痕跡は一切見つからなかった。この失踪は、カナリア諸島で大きな話題となり、様々な憶測を呼んだ。誘拐説、海賊説、あるいは単なる遭難説など、多くの可能性が議論されたが、決定的な証拠は見つからなかった。

漂流船の発見と未解明の死因
捜索が打ち切られてから約1ヶ月後の11月15日、カナリア諸島から約500km離れたセネガル沖で、フランスの貨物船「サン・ポール」がファウスト号を発見した。船は無人で、船内にはミイラ化した遺体が横たわっていた。遺体はフリオ・ガルシアと特定され、彼のポケットからは遺書が発見された。船内には食料や水がほとんど残っておらず、エンジンも故障していた。しかし、なぜ他の3人の乗組員が姿を消したのか、そしてフリオ・ガルシアがなぜ船に残されたのかは不明のままだ。飢餓や脱水症状による死亡が推測されるが、他の乗組員の行方や、船がなぜこれほど遠くまで漂流したのか、そしてなぜ救助信号が発せられなかったのかなど、多くの疑問が残されている。この事件は、大西洋の謎めいた海難事故として、現在も語り継がれている。
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