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フィッシング
Outdoor Life 🇺🇸

異常気象下の沿岸警備隊救助で、あわや溺死しかけた話

How I Almost Drowned During a Coast Guard Rescue in a Freak Storm

予期せぬ嵐と救助活動の始まり
1964年6月23日、筆者は3人の仲間と共に、オレゴン州アストリアから南へ200マイルに位置するウィンチェスター湾から16フィートのスキッフで出航した。午前中には湾に霧がかかっていたものの、出航時には晴れ上がり、40馬力の船外機を搭載した船は、湾外のサケ漁場を目指して順調に進んでいた。しかし、彼らは帰路に待ち受ける予期せぬ事態を全く知る由もなかった。午後になると、穏やかだった天候は一変。風が強まり、波が高くなり始めた。午後3時半には、波は10フィート(約3メートル)に達し、船は激しく揺さぶられた。この時点で、彼らは湾に戻ることを決断したが、すでに状況は悪化の一途を辿っていた。湾口のバー(砂州)付近では、波はさらに巨大化し、20フィート(約6メートル)を超える大波が次々と押し寄せた。船は波に翻弄され、転覆の危機に瀕した。この異常な天候は、気象予報では全く予測されていなかった「フリークストーム(異常気象)」であった。

沿岸警備隊による決死の救助活動と九死に一生
午後4時、彼らの窮状を察知した沿岸警備隊が救助活動を開始した。沿岸警備隊の救助艇は、荒れ狂う海の中、彼らのスキッフに接近を試みた。しかし、巨大な波と強風により、救助は困難を極めた。救助艇がスキッフに横付けしようとした際、大波が襲い、スキッフは転覆。乗っていた4人は全員海に投げ出された。筆者はライフジャケットを着用していたものの、荒波にもまれ、意識が朦朧とする中で死を覚悟したという。救助隊員は命がけで海に飛び込み、漂流する彼らを一人ずつ救助艇に引き上げた。筆者は救助艇に引き上げられた後も、低体温症と疲労困憊により意識が混濁していた。最終的に、4人全員が無事に救助されたが、この経験は彼らにとって忘れられないものとなった。この事故は、自然の予測不能な恐ろしさと、沿岸警備隊の勇敢な救助活動の重要性を改めて浮き彫りにした出来事であった。この物語は、1965年7月号の「Outdoor Life」誌に「Death Rode the Surf」というタイトルで掲載された。
実践ヒント
  • 出航前には必ず最新の気象情報を確認し、予期せぬ天候変化に備える。
  • 小型船舶での航行時は、必ずライフジャケットを着用し、緊急時の装備(信号弾、ホイッスルなど)を準備する。
  • 荒天が予想される場合は、無理な出航を避け、安全な場所で待機する。
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