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エベレスト:クンブ氷瀑で雪崩発生、2名負傷

Everest: Two Injured in Khumbu Icefall Avalanche

エベレスト、クーンブ氷瀑で雪崩発生:インド人登山者とネパール人シェルパが負傷

2024年4月24日、エベレストのクーンブ氷瀑で雪崩が発生し、インド人登山者1名とネパール人シェルパ1名が負傷しました。この事故は、午前中に発生し、氷瀑を通過中の登山グループを襲ったものです。The Tourism Timesの報道によると、「大きなセラック(氷塔)が崩壊し、その約20m下にあった氷塊が登山道に落下し、通過中のグループのメンバーを直撃した」とされています。

負傷したのは、Seven Summit Treksに勤務するシェルパのペンバ・テンドゥク・シェルパ氏と、Pioneer Adventureのクライアントであるインド人のニミシュ・クマール・シン氏です。両名は部分的に雪に埋もれましたが、幸いにも近くにいたシェルパたちが駆けつけ、救助活動が行われました。この事故は、エベレスト登山におけるクーンブ氷瀑の危険性を改めて浮き彫りにするものです。クーンブ氷瀑は、エベレスト南東稜ルートの初期段階に位置し、常に変化する氷河の動きと、それに伴うセラックの崩壊やクレバスの発生により、世界で最も危険な区間の一つとされています。登山隊は、この区間を通過するために、アイスフォールドクターと呼ばれる専門のシェルパチームが設置した固定ロープやはしごを利用しますが、自然の脅威を完全に排除することはできません。

クーンブ氷瀑の危険性と登山シーズン中の安全対策

クーンブ氷瀑は、エベレスト登山において最も技術的かつ危険な区間の一つとして知られています。標高約5,400mから5,900mにかけて広がるこの氷瀑は、エベレスト氷河が急斜面を流れ落ちることで形成され、巨大なセラック、深いクレバス、そして常に変化する氷の地形が特徴です。特に、春の登山シーズン中は、気温の上昇や太陽光の影響により、氷の安定性が低下し、雪崩やセラックの崩壊のリスクが高まります。今回の事故も、このような自然現象が原因で発生したと考えられます。

登山隊は、クーンブ氷瀑を安全に通過するために、通常、夜明け前や早朝の気温が低い時間帯に移動を開始します。これは、日中の気温上昇による氷の不安定化を避けるためです。また、アイスフォールドクターが設置するルートは、その日の状況に応じて日々調整され、危険な箇所には固定ロープやアルミ製のはしごが設置されます。しかし、これらの対策も、自然の予測不可能な動きに対しては限界があります。登山者は、常に周囲の状況に注意を払い、ガイドやシェルパの指示に従うことが不可欠です。今回の事故は、経験豊富なシェルパや登山者であっても、クーンブ氷瀑の潜在的な危険性から逃れることはできないことを示しています。エベレスト登山を目指す者は、このようなリスクを十分に理解し、適切な準備と心構えをもって臨む必要があります。
実践ヒント
  • エベレスト登山を計画する際は、クーンブ氷瀑のような危険な区間のリスクを十分に理解し、経験豊富なガイドや信頼できる登山会社を選ぶ。
  • 登山中は常に周囲の状況に注意を払い、ガイドやシェルパの指示に厳密に従う。
  • 雪崩や落石のリスクが高い区間では、ヘルメットやハーネスなどの適切な安全装備を必ず着用する。
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