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米国が国立公園の入場料を値上げする中、カナダは無料化へ

As the U.S. Raises National Park Admission Fees, Canada Is Making Them Free for Everyone

米国の国立公園入場料値上げとカナダの無料化:対照的な政策の背景

米国政府が一部の国立公園で国際訪問者に対し100ドルの追加料金を課し始めた数ヶ月後、カナダのパークス・カナダは、国内で最も人気のあるレクリエーション施設の一部で、2年連続となる入場料の免除を実施しています。通常、バンフやジャスパーといった人気の国立公園では、大人1人あたり12.25カナダドル、シニアは10.75カナダドルのパークパスが必要となります。これに対し、米国の人気国立公園の多くは、国内車両1台あたり35米ドルを徴収しています。

カナダの入場料無料化の意図と影響

カナダ政府は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによる観光業への打撃を緩和し、国民が自然にアクセスしやすくすることを目的として、2021年と2022年に一部の国立公園の入場料を無料としました。この政策は、特に国内観光客の誘致に成功し、多くのカナダ人が自国の美しい自然を再発見するきっかけとなりました。無料化の対象となるのは、バンフ国立公園、ジャスパー国立公園、グロス・モーン国立公園、ケープ・ブレトン・ハイランズ国立公園など、カナダを代表する景勝地です。これにより、家族連れや予算を抑えたい旅行者にとって、カナダの国立公園はより魅力的な選択肢となっています。ただし、無料化は入場料のみであり、キャンプサイトの予約料や特定の体験プログラムの料金は別途必要となる点には注意が必要です。この政策は、観光収入の一部を失うものの、地域経済への波及効果や国民の健康増進といった長期的なメリットを重視していると見られます。

米国の入場料政策との比較と今後の展望

米国の国立公園における国際訪問者への追加料金導入は、公園の維持管理費用やインフラ整備費用を賄うための措置とされています。米国の国立公園システムは広大であり、年間数億人の訪問者を受け入れるため、多額の運営費用が必要です。一方、カナダの無料化政策は、パンデミックからの回復期における観光振興策としての側面が強く、国民の自然体験を促進するという明確な意図があります。両国の政策は、それぞれの国の経済状況、観光戦略、そして国立公園の役割に対する考え方の違いを反映していると言えるでしょう。今後、カナダがこの無料化政策を継続するのか、あるいは米国が追加料金の対象を拡大するのかは、それぞれの国の観光業の動向や財政状況によって変化する可能性があります。しかし、いずれの国も、国立公園が持つ自然保護とレクリエーションの場としての重要性を認識しており、そのバランスをどのように取るかが今後の課題となるでしょう。
実践ヒント
  • カナダの国立公園を訪れる際は、最新の入場料情報をパークス・カナダの公式サイトで確認しましょう。
  • 無料化期間中も、キャンプサイトや特定の体験プログラムには予約と料金が必要な場合があるので、事前に確認・予約を済ませましょう。
  • 米国の国立公園を訪れる国際旅行者は、追加料金の有無や金額を事前に確認し、予算に含めて計画を立てましょう。
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