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ステファノ・ギゾルフィ、V15登攀で「スライディング・カーフバー」を駆使

Stefano Ghisolfi Uses ‘Sliding Calf-Bar’ in V15 Ascent

ステファノ・ギソルフィがV15「Big Illusion」を第3登、ニーパッド活用で難易度再評価

イタリアの著名なクライマー、ステファノ・ギソルフィが、ヴァル・ダオーネにあるV15(8C)のボルダリング課題「Big Illusion」の第3登に成功しました。この課題は2020年にステファン・スカルペリによって初登され、当初はV16と提案されていましたが、その後5年間再登者が現れませんでした。昨年11月にはアダム・オンドラが待望の第2登を果たし、そして今回ギソルフィがそれに続いた形です。

「スライディング・カーフバー」ベータが難易度評価に影響

「Big Illusion」の難易度評価に大きな影響を与えているのが、クライマーたちが「スライディング・カーフバー」と呼ぶ新しいベータ(ムーブ)です。これは、ニーパッド(膝パッド)をふくらはぎに装着し、特定のホールドに押し当てることで、通常のムーブでは得られない安定性や休憩ポイントを作り出すというものです。初登者のスカルペリはV16と評価していましたが、この「チーキー(ずる賢い)」なベータを導入したアダム・オンドラとステファノ・ギソルフィの2人は、V15がより適切なグレードであると提案しています。ギソルフィ自身も「ヴァル・ダオーネで最も難しいボルダリング課題であるBig Illusion [V15]の第3登」とコメントしており、このベータが課題の難易度を一段階下げたと認識していることが伺えます。

この事例は、ボルダリングにおけるベータの発見が、課題の難易度評価にどれほど大きな影響を与えるかを示す典型的な例と言えるでしょう。特に、ニーパッドのような補助具を特定の目的で使用する新しいテクニックは、今後の高難度課題の攻略において、さらに議論を呼ぶ可能性を秘めています。
実践ヒント
  • 高難度ボルダリングでは、既存のベータに囚われず、新しいムーブや補助具の活用法を模索することが重要です。
  • ニーパッドは膝の保護だけでなく、特定のホールドに押し当てて体の安定性を高める「カーフバー」のような応用も可能です。様々な使い方を試してみましょう。
  • ボルダリングのグレードは、初登者の提案だけでなく、その後の再登者による評価や新しいベータの発見によって変動することがあります。常に最新の情報を確認しましょう。
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