← 一覧に戻る
World Topics
Hatch Magazine 🇺🇸

共和党のマイク・リー議員らが「ロードレスルール」の永久廃止を推進

Mike Lee, GOP colleagues move to permanently kill the Roadless Rule

ロードレスルール廃止に向けた動き
2024年5月8日水曜日の朝、ディルクセン上院議員会館366号室において、公聴会や事前の一般告知なしに、上院エネルギー・天然資源委員会は2001年のロードレスルールを完全に廃止する修正案を承認しました。この動きは、単にルールを弱体化させたり、現代化したり、各州に権限を戻したりするものではなく、ルールそのものを永久に撤廃しようとするものです。

ロードレスルールとは
ロードレスルールは、2001年にクリントン政権下で制定された連邦規則で、米国内の国立森林局が管理する約5,850万エーカーの未開拓な国有林(ロードレスエリア)を、道路建設や伐採、鉱業開発から保護することを目的としています。このルールは、野生生物の生息地、水源、レクリエーションの機会を維持し、生物多様性を保護する上で重要な役割を果たしてきました。特に、アラスカ州のトンガス国立森林公園やアイダホ州のセウェル・スノークリーク・ロードレスエリアなど、広大な原生林がこのルールの恩恵を受けています。このルールは、環境保護団体やアウトドア愛好家から高く評価されてきましたが、一方で、一部の産業界や政治家からは、経済活動の妨げになるとの批判も受けてきました。

政治的背景と今後の影響
今回の修正案は、共和党のマイク・リー上院議員らが主導し、ロードレスルールの恒久的な廃止を目指すものです。この動きは、環境保護と経済開発の間の長年の対立を浮き彫りにしています。ロードレスルールが廃止されれば、これまで保護されてきた広大な国有林が、道路建設、伐採、鉱業開発などの産業活動に開放される可能性があり、これにより、貴重な生態系への影響、水源の汚染、野生生物の生息地の破壊、そしてアウトドアレクリエーションの機会の減少が懸念されます。この修正案は、今後、上院本会議での審議を経て、法案として成立するかどうかが決まりますが、環境保護団体は強く反発しており、激しい政治的論争が予想されます。この決定は、アメリカの自然保護政策の将来に大きな影響を与える可能性があります。
元の記事を読む →