← 一覧に戻る
クライミング
Gripped 🇨🇦

ロビー・フィリップス、UKで5.13+トラッドをフラッシュ

Robbie Phillips Flashes Bold 5.13+ Trad in U.K.

ロビー・フィリップス、北アイルランドの象徴的ルート「Divided Years」をフラッシュアセント

著名なクライマー、ロビー・フィリップスが、北アイルランドのモーン山脈にあるバザーズ・ルーストの「Divided Years (E9 6c)」を、初のフラッシュアセントで登攀しました。彼はこの登攀を「おそらくこれまでで最も激しい戦いだった」と表現しています。このルートは、1995年に伝説的なトラッドクライマーであるジョン・ダンによって初登され、その後デイブ・バーケット、デイブ・マクラウド、リッキー・ベルといった名だたるクライマーたちが成功を収め、そのグレードはE9に落ち着きました。推定グレードは5.13cとされています。

「Divided Years」の歴史と難易度

「Divided Years」は、その歴史と難易度から、イギリスで最も象徴的なトラッドクライミングのテストピースの一つとして知られています。ジョン・ダンが初登した際には、事前にルートを試登する「プロジェクティング」という手法を用いていました。しかし、ロビー・フィリップスは、事前にルートを試登することなく、一度の試みで完登する「フラッシュアセント」という、より困難なスタイルでこの偉業を達成しました。このルートは、その技術的な難しさだけでなく、精神的な強さも要求されることで知られています。特に、トラッドクライミングにおいては、事前にプロテクション(安全確保のための器具)を設置することができないため、クライマーは自身の判断と技術に全幅の信頼を置く必要があります。フィリップスのフラッシュアセントは、彼の卓越したクライミング能力と、極限状況下での冷静な判断力を証明するものです。

ロビー・フィリップスのコメントと今後の展望

フィリップスは、この登攀が彼にとって「これまでで最も激しい戦い」であったと述べており、その困難さを物語っています。彼のこの偉業は、トラッドクライミング界に大きな衝撃を与え、今後のクライミングシーンに新たな刺激を与えることでしょう。彼の成功は、単なる個人の記録更新に留まらず、トラッドクライミングの可能性を広げ、次世代のクライマーたちにインスピレーションを与えるものとなります。今後、彼がどのような挑戦を続けるのか、そして「Divided Years」が新たなクライマーたちによってどのように登攀されていくのか、注目が集まります。
元の記事を読む →