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トレイルランニング
iRunFar 🇺🇸

プロに聞く:テーパリング、擦れ、呼吸法、FKTのすべて

Ask the Pro: Tapering, Chafing, Breathing, and FKTs

ウルトラランナーの専門家が回答:テーパリング、擦れ対策、呼吸法、FKT

iRunFarの月刊連載「Ask the Pro」では、ウルトラランナー、レースディレクター、コーチであるゲイブ・ジョイスが読者からのランニングに関するあらゆる質問に答えています。この記事では、テーパリング、擦れ防止、腹式呼吸、そしてFKT(Fastest Known Time)について、ゲイブが具体的なアドバイスを提供しています。

レース前の調整とパフォーマンス向上:テーパリングと腹式呼吸

レース前のテーパリングは、ウルトラランナーにとって非常に重要な調整期間です。ゲイブは、レース前の数週間で走行距離と強度を徐々に減らすことで、筋肉の回復を促し、エネルギーを蓄えることの重要性を強調しています。特に、レースの1〜2週間前には、普段のトレーニングの50〜70%程度の距離に抑え、強度も落とすことを推奨しています。これにより、身体的な疲労を最小限に抑えつつ、精神的な準備も整えることができます。また、レース前には十分な睡眠と栄養摂取が不可欠であり、特に炭水化物の摂取量を増やすことで、グリコーゲン貯蔵量を最大化し、レース中のエネルギー切れを防ぐことができます。

呼吸法に関しては、腹式呼吸(ベリー・ブリージング)がランニングパフォーマンス向上に大きく貢献すると述べています。胸式呼吸に比べて、腹式呼吸はより多くの酸素を肺に取り込み、効率的に二酸化炭素を排出できるため、持久力向上と疲労軽減に繋がります。ゲイブは、日常的に腹式呼吸を意識的に練習すること、特にリラックスした状態やウォーミングアップ中に取り入れることを勧めています。これにより、ランニング中の呼吸が自然と深くなり、より効率的な酸素供給が可能になります。また、呼吸のリズムを一定に保つことで、心拍数を安定させ、ペースを維持しやすくなるという利点もあります。

快適なランニングのための対策と新たな挑戦:擦れ防止とFKT

長距離ランニングにおける擦れ(チャフィング)は、多くのランナーが直面する問題です。ゲイブは、擦れを効果的に防ぐためのいくつかの実践的な方法を提案しています。まず、適切なフィット感のウェアを選ぶことが重要です。特に、縫い目の少ないシームレスな素材や、吸湿速乾性に優れた生地を選ぶことで、肌との摩擦を軽減できます。また、ワセリンや専用のアンチチャフィングバームを、脇の下、股間、乳首、足の指の間など、擦れやすい部分に事前に塗布することを強く推奨しています。これにより、肌とウェアの間の滑りを良くし、摩擦による炎症を防ぐことができます。さらに、汗をかいたウェアを長時間着用しないことや、レース中に濡れたウェアを着替えることも、擦れ防止に有効です。

FKT(Fastest Known Time)は、特定のルートやトレイルを最速で走破する挑戦であり、近年ウルトラランニングコミュニティで人気を集めています。ゲイブは、FKTに挑戦する際の準備と心構えについてアドバイスしています。まず、挑戦するルートの地形、距離、標高差、気象条件などを徹底的にリリサーチし、詳細な計画を立てることが不可欠です。これには、補給ポイント、水の確保、緊急時のエスケープルートなども含まれます。また、FKTは自己責任で行われるため、十分な経験とスキル、そして適切なギアの準備が求められます。単独での挑戦が多いFKTでは、精神的な強さも重要であり、困難な状況に直面しても冷静に対処できる能力が必要です。ゲイブは、FKTはレースとは異なる自由な挑戦であり、個人の限界を試す素晴らしい機会であると強調しています。
実践ヒント
  • レース前のテーパリングでは、レース1〜2週間前から走行距離を50〜70%に減らし、強度も落とすことで身体を回復させ、エネルギーを蓄える。
  • 長距離ランニングでの擦れ防止には、ワセリンや専用バームを擦れやすい部分に塗布し、吸湿速乾性の高いシームレスなウェアを選ぶ。
  • ランニング中の呼吸効率を高めるため、日常的に腹式呼吸を意識的に練習し、特にリラックス時やウォーミングアップ中に取り入れる。
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