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登山・ハイキング
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トレッキングポールが体に刺さったハイカー。1マイルごとの記録で辿る、救助までの道のり

A Hiker Was Impaled by His Trekking Pole. This Is a Mile-by-Mile Account of His Hike to Help.

モンタナ州最高峰でのトレッキングポールによる事故と生還
モンタナ州最高峰へのトレイルで、ハイカーのデイビッド・シファルディ氏がトレッキングポールで体を貫かれるという衝撃的な事故が発生した。この出来事は、イギリス、インド、トルコなど世界中のメディアで報じられ、一瞬の不注意が招く悲劇を浮き彫りにした。事故は、シファルディ氏が友人のジェイソン・マクドナルド氏とモンタナ州最高峰グラニットピーク(標高3,904m)を目指す途中で起こった。彼らは午前5時30分にトレイルヘッドを出発し、約10マイル(約16km)地点、標高約3,000mの地点で休憩を取っていた。シファルディ氏は、休憩中にバランスを崩し、岩に足を滑らせて転倒。その際、地面に突き刺さっていたトレッキングポールが、彼の左脇腹を貫通した。ポールは肋骨の間を通り抜け、肺をかすめて背中側まで達していたという。この事故は、彼らが標高の高い、人里離れた場所で起こったため、救助が困難な状況であった。

10マイルの自力下山とサバイバル
事故後、シファルディ氏はトレッキングポールが体に刺さったままの状態であったが、マクドナルド氏の助けを借りて、自力で下山することを決意した。彼らは、ポールが体に深く刺さっているため、抜くことができないと判断。抜けば大量出血の危険があると考えた。マクドナルド氏は、ポールの先端を切り落とし、シファルディ氏が歩きやすいように工夫した。彼らは、約10マイル(約16km)の距離を、ポールが刺さったまま、約8時間かけて下山した。この間、シファルディ氏は激しい痛みと呼吸困難に苦しみながらも、一歩一歩進み続けた。マクドナルド氏は、常にシファルディ氏を支え、励まし続けた。彼らは、途中で他のハイカーと出会い、助けを求めたが、救助隊が到着するまでには時間がかかると判断し、自力での下山を続行した。最終的に、彼らはトレイルヘッドから約2マイル(約3.2km)の地点で、救助隊と合流し、ヘリコプターで病院に搬送された。シファルディ氏は緊急手術を受け、一命を取り留めた。

事故からの教訓と安全への提言
この事故は、アウトドア活動における予期せぬ危険と、適切な準備の重要性を改めて浮き彫りにした。シファルディ氏とマクドナルド氏の生還は、彼らの冷静な判断力、強い精神力、そして互いを信頼する友情の賜物であった。特に、ポールを抜かずに下山するという判断は、出血多量による命の危険を回避する上で極めて重要であった。また、マクドナルド氏がポールの先端を切り落とすという機転を利かせたことも、下山を可能にした要因の一つである。この事故から得られる教訓として、ハイキングや登山などのアウトドア活動では、常に周囲の状況に注意を払い、適切な装備を身につけること、そして万が一の事態に備えて応急処置の知識を身につけておくことの重要性が挙げられる。また、単独行動を避け、複数人で行動すること、そして緊急時の連絡手段を確保することも不可欠である。この事故は、アウトドアの楽しさの裏に潜む危険を忘れず、常に安全を最優先に行動することの重要性を私たちに教えている。
実践ヒント
  • トレッキングポールを使用する際は、常に周囲の状況に注意を払い、足元が不安定な場所では特に慎重に扱う。
  • 万が一の事故に備え、応急処置キットを携行し、基本的な応急処置の知識を身につけておく。
  • 単独行動を避け、複数人で行動し、緊急時の連絡手段(衛星通信機器など)を確保する。
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