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クライミング
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クライミングジムでのグレードは意味があるのか?

Do Outdoor Grades Make Sense in Climbing Gyms?

クライミングジムにおけるグレードシステムの課題
クライミングジムに初めて訪れる多くのクライマーは、壁に貼られたグレード表示を見て「5.10ってどういう意味?」と尋ねる。インストラクターは通常、ヨセミテ・デシマル・システム(YDS)が1950年代に南カリフォルニアのシエラクラブのメンバーによって開発されたことを説明する。このシステムは、スクランブリングを最も簡単なものから最も技術的なものまで5つのクラスに分類し、クラス5がテクニカルなロッククライミングとされているため、すべてのテクニカルなクライムは「5.something」とグレーディングされる。しかし、このシステムはもともと屋外の岩場でのクライミングを評価するために考案されたものであり、ジムの人工壁に適用する際にはいくつかの課題が生じる。

屋外と屋内グレードの乖離と背景
YDSは、屋外のクライミングルートの難易度を評価するために設計された。屋外のルートは、岩の質、ホールドの形状、天候、ルートの長さ、プロテクションの配置など、多くの変動要素によって難易度が決まる。これに対し、クライミングジムのルートは、ホールドが人工的で均一であり、ルートセッターによって意図的に配置される。このため、同じグレードであっても、屋外と屋内では体感難易度が大きく異なることがよくある。例えば、屋外の5.10とジムの5.10では、後者の方が簡単だと感じるクライマーが多い。これは、ジムのグレードがインフレーションを起こしている、あるいは屋外のグレードがより厳密であるという認識があるためだ。この乖離は、クライマーがジムで自信をつけて屋外に出た際に、予想外の困難に直面する原因となることがある。

グレードシステムの未来と代替案
クライミングジムにおけるグレードシステムの課題は、単に難易度の違いにとどまらない。YDSは、クライミングの技術的な側面を評価する一方で、心理的な要素やルートの危険度を十分に反映していないという批判もある。例えば、ランナウト(プロテクション間の距離が長いこと)やフォールゾーンの危険性は、グレードには直接反映されない。このような背景から、ジムのグレードシステムを屋外のそれから独立させるべきだという意見や、全く新しい評価システムを導入すべきだという議論も存在する。例えば、ボルダリングではVスケールが広く使われているように、クライミングジム特有のグレーディングシステムを開発することで、より正確で一貫性のある難易度評価が可能になるかもしれない。これにより、クライマーはジムでのトレーニング成果をより正確に把握し、屋外でのクライミングにスムーズに移行できるようになることが期待される。
実践ヒント
  • ジムのグレードと屋外のグレードは異なることを理解し、屋外でのクライミングを始める際は、ジムで登っているグレードよりも低いグレードから試す。
  • グレードだけでなく、ルートの長さ、ホールドの種類、ムーブの複雑さなど、総合的な要素でルートの難易度を判断する練習をする。
  • 屋外のクライミングでは、グレードに加えて、ルートの危険度(ランナウト、フォールゾーンなど)に関する情報を事前に収集し、安全対策を徹底する。
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