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Climbing Magazine 🇺🇸

ラウラ・ロゴラ、5.15c「ビブリオグラフィー」を驚異の6日間で完登

Laura Rogora Sends ‘Bibliographie’ (5.15c) in a Record Six Days

ローラ・ロゴラが「ビブリオグラフィー」(5.15c)を6日間で完登:歴史的快挙
フランスのセユーズにある115フィートの石灰岩ルート「ビブリオグラフィー」(5.15c)は、アレックス・メゴスによって開拓され、世界のトップクライマーたちがその名を刻んできた歴史的なルートです。これまでにこのルートを完登したクライマーは、ステファノ・ギソルフィ、ショーン・ベイリー、セブ・ブーアン、ホルヘ・ディアス=ルーロといった、自身で5.15dルートを開拓した実績を持つクライマーたち、あるいはオリンピックで2度優勝したヤンヤ・ガンブレットなど、まさにクライミング界のレジェンドばかりでした。しかし、2023年8月、イタリアのクライマー、ローラ・ロゴラがこの難関ルートをわずか6日間という驚異的な速さで完登し、その歴史に新たな1ページを刻みました。彼女のこの快挙は、女性クライマーとしてはヤンヤ・ガンブレットに次ぐ2人目の「ビブリオグラフィー」完登であり、そのスピードは他のどのクライマーをも凌駕するものでした。

ローラ・ロゴラのクライミング哲学と「ビブリオグラフィー」への挑戦
ローラ・ロゴラは、その並外れた才能と努力で知られています。彼女は2020年に「Erebor」(5.15b)を完登し、女性として初めてこのグレードを達成したクライマーの一人となりました。また、2021年には「Terapia d'urto」(5.15b)も完登しており、その実力は世界トップクラスです。ロゴラは、自身のクライミングスタイルについて「特定のルートに固執せず、様々なルートに挑戦することで、常に新しい発見がある」と語っています。彼女は「ビブリオグラフィー」への挑戦においても、この哲学を貫きました。セユーズでの滞在中、彼女は「ビブリオグラフィー」だけでなく、他のいくつかのルートにも挑戦し、自身のコンディションとモチベーションを維持しました。このアプローチが、彼女の驚異的なスピードでの完登に繋がったと考えられます。彼女は、ルートのムーブを細かく分析し、効率的な登り方を追求することで、短い期間での完登を可能にしました。この成功は、彼女のフィジカルな強さだけでなく、卓越したルート分析能力と精神的な集中力の賜物と言えるでしょう。

「ビブリオグラフィー」が示すクライミング界の進化
ローラ・ロゴラの「ビブリオグラフィー」完登は、スポーツクライミング界における女性クライマーの台頭と、限界への挑戦が続く現状を象徴する出来事です。彼女の成功は、単なる個人の偉業に留まらず、次世代のクライマーたちに大きなインスピレーションを与え、不可能と思われていた壁を打ち破る可能性を示しました。また、このルートが「ビブリオグラフィー」(書誌目録)と名付けられているように、過去の偉大なクライマーたちの功績の上に、新たな歴史が積み重ねられていくことを改めて示しています。ロゴラの快挙は、クライミングというスポーツが常に進化し、新たな才能が次々と現れることを証明するものであり、今後のクライミング界のさらなる発展に期待が高まります。
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