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クラース・グルンステン:「サレクを食い尽くしたい」

Claes Grundsten: ”Jag vill äta upp Sarek”

サレク国立公園との60年にわたる深い絆:クラース・グルンステンが語る「サレクを食べ尽くしたい」

スウェーデンの著名な自然写真家であり作家でもあるクラース・グルンステン氏(77歳)は、スウェーデンで最も手つかずの国立公園であるサレク国立公園に60年間通い続けている。インガルーの自宅でインタビューに応じたグルンステン氏は、サレクでの経験が彼にもたらした「存在感、故郷のような感覚、そして愛」について語った。彼は現在、妻のジル氏(79歳)、愛犬のゼブ、二人の子供、そして四人の孫と共に暮らしている。グルンステン氏は、最新作『Sarek – en biografi(サレク – ある伝記)』を出版し、その中でサレク国立公園への深い愛情と知識を披露している。

サレクとの一体感:経験がもたらす新たな視点

グルンステン氏にとって、サレク国立公園は単なる訪れる場所ではなく、彼の人生の一部となっている。60年という歳月をかけて、彼はサレクの隅々まで知り尽くし、その地形、生態系、そして季節ごとの変化を肌で感じてきた。この深い知識と経験は、彼がサレクを「自分のポケットのように」知っているという表現に集約されている。通常、初めて訪れる場所では新鮮な驚きや発見があるものだが、グルンステン氏の場合、サレクへの長年の訪問は、表面的な驚きを超えた、より深いレベルでの理解と一体感をもたらしている。彼は、サレクの風景や自然現象を予測できるようになり、それが新たな種類の「存在感」を生み出していると語る。それは、単に景色を見るだけでなく、その場所の歴史、生命、そして未来を感じ取る能力である。この一体感は、彼が「サレクを食べ尽くしたい」と表現するほどの、深い愛情と所有欲に繋がっている。

彼の最新作『Sarek – en biografi』は、単なるガイドブックや写真集ではなく、サレク国立公園の「伝記」として、その歴史、地質、動植物、そしてグルンステン氏自身のサレクでの経験が織り交ぜられている。この本は、読者にサレクの美しさと厳しさを伝えるだけでなく、自然との深い繋がりを築くことの価値を示唆している。グルンステン氏の物語は、アウトドア愛好家にとって、単に目的地を訪れるだけでなく、その場所と時間をかけて関係を築くことの重要性を教えてくれる。それは、自然との対話であり、自己発見の旅でもある。
実践ヒント
  • 特定の国立公園や自然地域に繰り返し訪れ、季節ごとの変化や微細な自然の動きを観察する。
  • 訪れる場所の歴史、地質、生態系について事前に学び、より深い理解を持って自然と向き合う。
  • 自然の中で過ごした経験を日記や写真で記録し、時間の経過とともに自身の変化や発見を振り返る。
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