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クライミング
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開拓に14日を要した、新たな高難度アルパインクライミングルート

New Hard Alpine Climb Took 14 Days to Establish

パキスタン・カラコルム山脈での新たな高難度アルパインクライミングルート開拓
日本人クライマーの長門敬明、増本亮、山本博己の3名が、パキスタンのバトゥーラ・ムスターグ山脈に位置するコズ・サー(Koz Sar、標高6,677m)の南壁に、新たな高難度ルートを開拓した。このルートは全長1,400メートルに及び、チームは2023年8月29日に山頂に到達するまでに14日間のクライミングを要した。彼らはカプセルスタイルで登攀し、途中に6つのキャンプを設営。一部のキャンプではポータレッジが使用された。

遠隔地での挑戦と登攀スタイル
コズ・サーは、カラコルム山脈の遠隔地、ギルギット・バルティスタン地方の北西端に位置する。この地域はカランバル渓谷に近く、アフガニスタン国境からもそれほど遠くない。山の麓にはチリンジ氷河が流れている。このような地理的条件から、アクセス自体が大きな挑戦となる。チームが採用したカプセルスタイルとは、一度設営したキャンプを拠点に、そこからさらに上を目指し、新たなキャンプを設営しながら徐々に高度を上げていく登攀方法である。これにより、大量の装備を一度に運ぶ負担を軽減しつつ、長期にわたる高所での活動を可能にする。ポータレッジの使用は、垂直に近い壁面での快適かつ安全なビバークを確保するために不可欠であったと推測される。

今回の登攀は、未踏の難ルートを開拓するというアルパインクライミングの真髄を体現するものであり、その成功は日本人クライマーの技術と精神力の高さを世界に示した。遠隔地の高山における長期にわたる挑戦は、事前の綿密な計画、高度なクライミング技術、そしてチームワークが不可欠であることを改めて示唆している。
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