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クライミング
Desnivel 🇪🇸

クライミングのルートを示す色付きホールドの秘密

Punto rojo y los otros puntos de colores de la escalada

レッドポイントの誕生と進化
クライミングにおける「レッドポイント(Punto Rojo)」という概念は、今から半世紀前、ドイツのクライマーであるクルト・アルバートによって考案されました。彼は、ルートを一度も墜落せずに登り切ったことを示すために、ルートの基部に赤い点を描いたのが始まりです。このレッドポイントは、クライミングのスタイルや倫理を定義する上で画期的な発明となり、その後、様々な「色の点」が登場し、異なるクライミングスタイルや達成度を示すようになりました。

クルト・アルバートは、1970年代にドイツのフランケンユーラで活動していました。当時のクライミングは、人工的な手段(エイドクライミング)を多用することが一般的でしたが、彼はより純粋なフリークライミングを追求しました。彼の哲学は、「すべてのムーブをフリーで登る」というもので、この達成を視覚的に示すためにレッドポイントが生まれました。これは単なる印ではなく、クライマーがルートに対してどのように向き合い、どのようなスタイルで登ったかを示す重要なシンボルとなりました。レッドポイントの概念は、クライミングコミュニティ全体に広がり、世界中のクライマーがフリークライミングの挑戦と達成を共有するための共通言語となりました。

多様な「色の点」が示すクライミングスタイル
レッドポイントの概念が確立されて以来、クライミングの世界では、その派生として様々な「色の点」が生まれ、それぞれが特定のクライミングスタイルや達成度を表現するようになりました。これらの「色の点」は、クライマーがルートにどのようにアプローチし、どのような条件で登ったかを示すための重要な指標となっています。

例えば、「グリーンポイント(Punto Verde)」は、ルートをオンサイト(事前に情報を得ずに、一度も墜落せずに登り切ること)で登ったことを示します。これは、クライマーのルートを読む能力と即興性を試す、レッドポイントよりもさらに高度な達成とされています。また、「ピンクポイント(Punto Rosa)」は、トップロープでルートを完登したことを示し、特に初心者や特定のムーブを練習する際に用いられます。さらに、「ブルーポイント(Punto Azul)」は、リードクライミングでルートを完登したものの、途中で墜落したり、休憩のためにロープにぶら下がったりしたことを示します。これは、レッドポイントには至らないものの、ルートを完登したことを示すものです。

これらの「色の点」は、クライミングの多様な側面を反映しており、クライマーが自身の達成度を客観的に評価し、他のクライマーと共有するためのツールとして機能しています。それぞれの「点」が持つ意味を理解することで、クライミングの奥深さと、クライマーが追求する様々な挑戦の形が見えてきます。これらの概念は、クライミングの歴史の中で進化し、クライミング文化の一部として定着しています。
実践ヒント
  • クライミングのスタイルを理解するために、レッドポイント、グリーンポイント、ピンクポイント、ブルーポイントの意味を学ぶ。
  • 自分のクライミング目標に合わせて、どの「色の点」を目指すかを設定し、練習計画を立てる。
  • クライミングパートナーと「色の点」の概念を共有し、お互いの達成を尊重し合う。
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