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クライミング
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パタゴニア:パイネ・グランデ中央峰の新たなアメリカンルート

Patagonia: New American Route on Torre Central del Paine

パタゴニア:トーレ・セントラル・デル・パイネ東壁に新アメリカンルート「パラダイムシフト」開拓

アメリカのクライマー、マイルズ・モーザー、トレバー・アンセス、ハリー・キナードの3名が、パタゴニアのトーレ・セントラル・デル・パイネ東壁に新たなルート「パラダイムシフト」を開拓しました。このプロジェクトは2年間にわたり、合計70夜を壁の上で過ごすという、非常に大規模なものでした。彼らが開拓したルートは全36ピッチで構成されており、そのうち29ピッチは完全に新しいラインです。残りの上部の比較的難易度の低いピッチは、1963年に開拓された「ボニントン=ウィリアムズ・ルート」に合流し、山頂へと続いています。このルートは完全にフリークライミング可能である点が特筆すべき点です。

長期にわたる挑戦とフリークライミングへのこだわり

「パラダイムシフト」の開拓は、単なる新しいルートの追加に留まらず、パタゴニアの巨大な壁におけるフリークライミングの可能性を追求した挑戦でした。2年という期間と70夜という滞在日数は、このルートの規模と難易度、そしてチームの強いコミットメントを物語っています。特に、36ピッチ中29ピッチが完全に新しいラインであるという事実は、彼らが既存のルートに安易に頼ることなく、独自のルートファインディングとクライミング能力を駆使して、困難な壁に挑んだことを示しています。また、ルート全体がフリークライミング可能であるという点は、現代のビッグウォールクライミングにおける重要なトレンドを反映しており、クライマーの技術と倫理観の高さを示しています。この偉業は、パタゴニアのクライミングシーンに新たな歴史を刻むとともに、今後のビッグウォールクライミングにおけるフリークライミングの可能性を広げるものとして注目されています。
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