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フィッシング
Trout Unlimited 🇺🇸

エンローダムとシミリカミーン川の歴史的な転換点

A milestone for the Enloe Dam and Similkameen River

エンローダム撤去の実現可能性と経済性
トラウト・アンリミテッド(TU)は、3年以上にわたる工学調査、法的分析、その他の計画作業を経て、ワシントン州北中央部を流れるシミリカミーン川のエンローダム撤去に関する詳細な実現可能性調査を完了しました。この調査は、コルビル居留地連合部族とのパートナーシップのもと、オカナガン公益事業地区(PUD)との協力により実施されました。調査結果は、ダム撤去が技術的に実現可能であり、経済的にも手頃であることを示しています。このプロジェクトは、シミリカミーン川とコロンビア川の生態系を回復させ、特に絶滅危惧種のサケ科魚類(スチールヘッド、キングサーモン、ソッカイサーモン、レッドバンドトラウトなど)の生息地を拡大することを目的としています。エンローダムは1906年に建設され、水力発電に使用されていましたが、2015年に連邦エネルギー規制委員会(FERC)が発電ライセンスの更新を拒否して以来、稼働していません。ダムの撤去は、魚類の遡上を妨げていた主要な障害物を取り除くことになり、約200マイルにわたる歴史的な産卵・育成場へのアクセスを回復させることが期待されています。

生態系回復と地域経済への影響
エンローダムの撤去は、シミリカミーン川とコロンビア川流域の生態系に多大な利益をもたらすと予測されています。特に、スチールヘッド、キングサーモン、ソッカイサーモン、レッドバンドトラウトといった絶滅危惧種のサケ科魚類にとって、約200マイルにわたる重要な生息地が回復します。これらの魚種は、過去にダムによって遡上が阻害されていました。ダム撤去により、魚類の個体数が増加し、地域経済にも良い影響を与える可能性があります。例えば、スポーツフィッシングの機会が増え、観光客の誘致につながるでしょう。TUの調査では、ダム撤去にかかる費用は、ダムを維持・修理し続ける費用と比較して、長期的には経済的であると結論付けられています。このプロジェクトは、単なるダム撤去に留まらず、地域社会と自然環境の持続可能な共存を目指す包括的な取り組みの一環として位置づけられています。コルビル居留地連合部族は、この川の生態系回復に長年取り組んでおり、今回の調査結果はその努力を後押しするものです。
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