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ブッシュクラフト
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-24℃のクインジーで一夜を過ごしてみた…雪洞泊ってどんな感じ?

I slept in a Quinzhee at -24°C... For those wondering what an overnight is like in a snow shelter

極寒のカナダでキンジーシェルター泊を体験:準備と実践
カナダ北部で狩猟ガイドとして長年アウトドア活動に従事してきた筆者が、これまで経験したことのないキンジー(Quinzhee)雪上シェルターでの一夜を報告する。キンジーは、雪を積み上げて固め、内部をくり抜いて作る雪洞の一種で、緊急時のシェルターとして知られている。筆者は過去に緊急避難でデブリシェルターやリーンツーを構築した経験はあるものの、キンジーでの宿泊は初めてだったという。この経験から、キンジーの構築には多大な労力が必要であり、緊急時に急いで作るものではないことを学んだと述べている。

キンジー構築のプロセスと課題
キンジーの構築は、まず雪を高さ約2.5メートル、直径約3.5メートルの山に積み上げることから始まる。この作業には約2時間かかった。雪を積み上げた後、雪が固まるまで最低でも2時間、理想的には一晩放置する必要がある。筆者はこの工程を午後2時に開始し、雪が固まるのを待つ間、焚き火で暖を取りながら食事を済ませた。雪が固まった後、内部をくり抜く作業に取り掛かる。この際、壁の厚さを均一に保つために、壁に木の棒を刺しておき、棒の先端が見えたらそれ以上掘り進めないようにする「スティックテスト」が有効である。内部をくり抜く作業にはさらに約2時間かかった。最終的に、シェルターの内部は高さ約1.5メートル、幅約2メートル、長さ約2.5メートルの広さになった。入り口は風の侵入を防ぐために小さく作り、内部の熱が逃げないようにした。シェルター内部の温度は、外気温が-24℃であるにもかかわらず、-5℃から-10℃に保たれた。これは、雪が優れた断熱材として機能するためである。しかし、内部で調理を行うと、結露が発生し、シェルターの壁が濡れてしまうという問題も発生した。

キンジー泊の教訓と実践的アドバイス
キンジーでの宿泊は、予想以上に快適であったと筆者は述べている。適切な寝袋(筆者は-40℃対応の寝袋を使用)と断熱マットがあれば、極寒の環境でも十分な休息が取れることを実感した。ただし、キンジーは構築に時間がかかり、労力も大きいため、緊急時に短時間で構築するシェルターとしては不向きである。計画的な野営や、長期滞在を目的とした場合に適している。また、内部で火を使うと結露の問題が発生するため、調理はシェルターの外で行うか、換気を十分に行う必要がある。キンジーは、雪山でのサバイバルスキルとして非常に有効な手段であり、事前に練習しておくことで、いざという時に役立つ知識となるだろう。筆者は、この経験を通じて、雪上でのシェルター構築に関する貴重な教訓を得たと締めくくっている。
実践ヒント
  • キンジー構築には十分な時間(雪の積み上げから内部掘削まで最低4時間以上)と労力が必要なため、緊急時ではなく計画的な野営で実践しましょう。
  • シェルター内部の壁の厚さを均一に保つため、内部を掘り進める際に壁に木の棒を刺し、棒の先端が見えたらそれ以上掘らない「スティックテスト」を活用しましょう。
  • キンジー内部で調理を行うと結露が発生しやすいため、調理はシェルターの外で行うか、十分な換気を確保しましょう。
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