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クライミング
Gripped 🇨🇦

38ピッチのビッグウォール単独登攀と壮大なアルパイン・トラバース

38-Pitch Big Wall Solo and a Mega Alpine Traverse

パタゴニア・パイネ中央塔「Riders on the Storm」ソロ初登攀
イタリア人クライマー、ステファノ・ラガッツォが、パタゴニアのパイネ中央塔東壁に位置する「Riders on the Storm」ルート(1,300メートル、38ピッチ)のソロ初登攀に成功しました。ラガッツォは2月21日から3月7日までの15日間を壁上で過ごし、ロープソロ技術を駆使してこの困難なルートを単独で登り切りました。ソロクライミングでは、各ピッチをリードし、ロープを固定し、懸垂下降で降りてから、ギアを運び上げながら再登攀するという、非常に時間と労力を要するプロセスを繰り返す必要があります。登攀中には嵐に見舞われ、夜間に彼のポータレッジが裏返る事態が発生し、彼は何時間もむき出しの状態で過ごすことを余儀なくされました。

過酷な環境下での単独登攀とアルパイン縦走
ラガッツォのソロ登攀は、パタゴニア特有の予測不能な天候と、標高の高い場所での単独行動という極めて過酷な条件下で行われました。38ピッチに及ぶ長大なルートを単独で攻略するには、高度なクライミング技術だけでなく、精神的な強靭さ、そして綿密な計画と準備が不可欠です。特に、嵐によってポータレッジが裏返るという危機的状況は、ビッグウォールソロクライミングにおけるリスクの大きさを物語っています。このような状況下でも登攀を継続し、成功に導いたラガッツォの経験は、アルパインクライミングにおけるサバイバルスキルと危機管理能力の重要性を示しています。この偉業は、ビッグウォールソロクライミングの新たなベンチマークを打ち立てるとともに、アルパインクライミングコミュニティに大きなインスピレーションを与えるものです。
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