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登山・ハイキング
The Trek 🇺🇸

トレイルマジックとごちそう、そしてサイラーボールドへの青い道標

Trail Magic, Too Much Food, and a Blue Blaze to Siler Bald

アパラチアントレイルでのヒッチハイクと食料調達の冒険

アパラチアントレイル(AT)をハイキング中の筆者とパートナーのヘイスタックは、4〜5日間の荒野区間を終え、フランクリンNCの町へヒッチハイクで向かうことを決意した。これは「どうなるか見てみよう」というタイプの決断であり、ATでの決断には「良い決断」と「どうなるか見てみよう」の2種類があるという筆者の哲学を象徴している。2度目の試みでトラックの荷台に乗せてもらい、彼らは「これまでで最高のイングルズ・マーケット」に到着した。このスーパーマーケットは、ATハイカーにとって食料調達の重要な拠点であり、彼らはそこで大量の食料を買い込んだ。特に、ヘイスタックは「パンプキンパイ」を丸ごと購入し、その場で半分以上を平らげるという驚くべき食欲を見せた。これは、長距離ハイキングにおけるハイカーの異常なまでの食欲、いわゆる「ハイカー・ハンガー」を如実に示している。彼らはスーパーマーケットの駐車場で、他のハイカーたちと交流し、情報交換を行った。この「トレイルマジック」と呼ばれるハイカー同士の助け合いや交流は、AT文化の重要な要素である。

過剰な食料とブルーブレイズの選択

スーパーマーケットでの大量の食料調達は、彼らのバックパックを非常に重くした。筆者は「バックパックがこれほど重いのは初めてだ」と述べており、その重さは彼らの歩行速度に影響を与えた。彼らはフランクリンNCからATに戻るために、再びヒッチハイクを試みたが、今回はなかなか成功しなかった。最終的に、彼らはATのメインルートに戻るのではなく、「ブルーブレイズ」と呼ばれる代替ルートを選択することになった。ブルーブレイズは、ATの公式ルートではないが、景色の良い場所や水源、町へのアクセスなど、特定の目的のために利用されることが多い。彼らが選択したのは、サイラー・バルドへのブルーブレイズで、これはATのメインルートよりも急峻で挑戦的なルートだった。この選択は、彼らの旅に新たな冒険と困難をもたらした。重いバックパックと急な登り坂は、彼らの体力を消耗させたが、同時に美しい景色と達成感を与えた。彼らはサイラー・バルドの頂上から、周囲の山々の壮大なパノラマを眺め、その日の苦労が報われたと感じた。

トレイルでの出会いと学び

サイラー・バルドへのブルーブレイズの途中、彼らは他のハイカーたちと出会い、短いながらも交流を楽しんだ。これらの出会いは、ATの旅をより豊かなものにする重要な要素である。ハイカーたちは互いに励まし合い、情報交換を行い、時には食料を分け合うこともある。筆者は、この旅を通じて、ATでの決断の重要性、特に「どうなるか見てみよう」という決断が予期せぬ冒険や学びをもたらすことを実感した。また、長距離ハイキングにおける食料計画の難しさ、特に過剰な食料がもたらす負担についても言及している。しかし、それらの困難もまた、ATの魅力の一部であり、ハイカーたちはそれらを乗り越えることで、より強く、賢くなっていく。最終的に、彼らはサイラー・バルドの頂上で、美しい夕日を眺めながら、この日の冒険を振り返り、ATの旅がもたらす予測不可能な喜びと挑戦を再認識した。
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