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ホルヘ・ディアス=ルーロが世界最難ルートを初登攀

Jorge Díaz-Rullo Makes First Ascent of Potentially Hardest Route in the World

ホルヘ・ディアス=ルーロ、世界最難ルート「カフェ・コロンビア」を初登
2024年3月13日、スペインのマルガレフにあるラコ・デ・ラ・フィネストラ岩場で、スペイン人クライマーのホルヘ・ディアス=ルーロが、長年のプロジェクトであった「カフェ・コロンビア」の初登に成功しました。このルートは、彼が2021年に開拓した5.15bの難易度を持つ「カフェ・ソロ」の延長線上に位置し、世界最難ルートとなる可能性を秘めています。ディアス=ルーロは、この信じられないほど困難なルートの開拓プロセスを長年にわたり公にしてきたため、今回の初登は彼にとって非常に感動的な瞬間となりました。

ルートの詳細と難易度
「カフェ・コロンビア」は全長30メートルのルートで、小さなポケットホールドを繋ぐ40ものハードなムーブが連続する、過酷なパワーエンデュランス(持久力)が試される一本です。ディアス=ルーロは、このルートの難易度について、当初は5.15cまたは5.15dであると考えていましたが、初登後の評価では「5.15cの可能性が高い」と述べています。しかし、彼は最終的なグレーディングを保留し、他のクライマーがこのルートを試登し、コンセンサスが得られるのを待つ意向を示しています。これは、ルートの難易度評価が主観的であり、複数のクライマーによる検証が重要であるという、クライミング界における一般的な慣習に基づいています。もし5.15dと評価されれば、これはアダム・オンドラが2017年に初登した「サイレンス」に次ぐ、世界で2番目の5.15dルートとなります。現在、世界には5.15cと評価されているルートがわずか10本程度しか存在せず、そのうちのいくつかはまだ再登されていません。ディアス=ルーロ自身も、5.15cルートの再登経験は豊富で、これまでに「ラ・ランブラ」「ファースト・ラウンド・ファースト・ミニット」「パーフェクト・ワールド」といったルートを再登しています。

ホルヘ・ディアス=ルーロのクライミングキャリア
ホルヘ・ディアス=ルーロは、スペインのクライミング界を代表する若手クライマーの一人であり、そのキャリアを通じて数々の難ルートを登攀してきました。彼は特に、プロジェクトルートの開拓と初登に情熱を注いでおり、そのプロセスをSNSなどを通じて積極的に発信しています。今回の「カフェ・コロンビア」の初登は、彼のクライミングキャリアにおける大きなマイルストーンであり、世界のクライミングシーンに新たな注目を集めることとなるでしょう。今後の再登者による評価が待たれます。
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