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クライミング
Climbing Magazine 🇺🇸

アリゾナの聖地オークフラットが外国企業のものに。それでも戦いは終わらない

Arizona’s Oak Flat Now Belongs to a Foreign Mining Company, But the Fight’s Not Over

アリゾナ州オークフラットの現状と採掘計画
アリゾナ州オークフラットは、アパッチ族の聖地であり、アメリカ南西部で最も歴史的かつ多産なクライミングエリアの一つとして知られています。しかし、過去7ヶ月間、この地はアメリカのクライミング史上最大の損失となる可能性を秘めた法廷闘争に巻き込まれてきました。この土地は、森林局からResolution Copper社へと所有権が移転される予定です。Resolution Copperは、イギリスとオーストラリアの合弁鉱業プロジェクトであり、銅採掘のためにオークフラットを直径1.8マイル(約2.9km)のクレーターに変える計画を進めています。この銅鉱床は1兆ドル(約140兆円)の価値があると推定されており、その経済的価値が開発推進の大きな要因となっています。

クライミングコミュニティと先住民の抵抗
オークフラットの所有権移転を巡る法廷闘争は、クライマーにとっては「良いこと」とされてきました。なぜなら、法廷での遅延が、この貴重なクライミングエリアと聖地の破壊を一時的に食い止める唯一の手段だったからです。この問題は、単なる土地の所有権移転に留まらず、先住民の権利、環境保護、そしてアウトドアスポーツの未来に関わる複雑な問題として、広範なコミュニティの注目を集めています。クライミングコミュニティは、この歴史的なクライミングエリアの喪失を阻止するため、アパッチ族と連携し、様々な形で抵抗運動を展開しています。彼らは、オークフラットが持つ文化的、精神的、そしてレクリエーション的価値を強調し、経済的利益のみを追求する採掘計画に異議を唱えています。この戦いは、単一のクライミングエリアの保護を超え、アメリカ全土における自然保護と先住民の権利の象徴的な闘いとなっています。
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