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ダニエル・ヤンが語る32インチホイール、ホイールサイズの進化、その他(エピソード318)

Daniel Yang on 32’’ Wheels, the Evolution of Wheel Sizes, & More (Ep.318)

MTBホイールサイズの進化と32インチホイールの登場
マウンテンバイク(MTB)の世界では、近年32インチホイールが大きな注目を集めていますが、その歴史は意外にも古く、予想外の起源を持っています。Neuhaus Metalworksのダニエル・ヤン氏が、MTBホイールサイズの進化、32インチMTBの設計プロセス、そして実際の乗り心地について語りました。

MTBのホイールサイズは、過去数十年にわたり様々な変遷を遂げてきました。初期のMTBは26インチホイールが主流でしたが、その後、より高速で障害物を乗り越えやすい29インチホイールが登場し、一時は業界標準となりました。しかし、29インチホイールは取り回しや加速性能において課題も抱えていました。そこで、その中間的な特性を持つ27.5インチホイールが登場し、多くのライダーに受け入れられるようになりました。そして現在、さらなる性能向上を求めて32インチホイールが注目されています。

32インチMTBの設計と乗り心地
ダニエル・ヤン氏によると、32インチホイールの設計は、単に既存のフレームを大きくするだけでは不十分であり、ジオメトリー、サスペンション、タイヤクリアランスなど、あらゆる要素を根本から見直す必要があります。特に、ホイール径が大きくなることで、フレームの剛性や耐久性、そしてライダーの重心位置に大きな影響を与えるため、慎重な設計が求められます。Neuhaus Metalworksでは、これらの課題を克服するために、独自のフレーム設計とコンポーネントの選定を行っています。

32インチホイールの最大の利点は、その優れた走破性と安定性です。大きなホイールは、岩や根などの障害物をスムーズに乗り越え、高速走行時の安定感も向上させます。これにより、ライダーはより安心してアグレッシブなライディングを楽しむことができます。また、接地面積の増加により、トラクション性能も向上し、登り坂やテクニカルなセクションでのグリップ力が高まります。一方で、32インチホイールは、加速性能や取り回しにおいて29インチや27.5インチホイールに劣る可能性もあります。特に、タイトなコーナーや急な登り坂では、その大きさがデメリットとなることも考えられます。しかし、ヤン氏は、適切なジオメトリーとコンポーネントの組み合わせにより、これらのデメリットを最小限に抑え、32インチホイールのポテンシャルを最大限に引き出すことができると強調しています。

32インチホイールはまだ新しい技術であり、今後の進化が期待されます。しかし、その革新的な特性は、MTBライディングの可能性を広げ、新たな体験をもたらすことでしょう。Neuhaus Metalworksのような先駆的なブランドが、この新しいホイールサイズをどのように発展させていくのか、今後の動向に注目が集まります。
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