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アークテリクスがPFASフリーのGore-Tex ePEメンブレンへ移行

Arc’teryx Moves to PFAS-Free Gore-Tex ePE Membranes

アークテリクス、PFASフリーGore-Tex ePEメンブレンへの移行を発表
アウトドアギアブランドのアークテリクスは、2026年3月1日より、オーストラリアおよびニュージーランドで販売される全てのGore-Tex製品に、PFAS(有機フッ素化合物)フリーのePEメンブレンを採用すると発表しました。これは、過去50年間でアウトドアギアの最大の進歩の一つとされてきた防水透湿性素材、特にGore-Texの開発における重要な転換点となります。

Gore-Tex ePEメンブレンとは?環境への影響と技術的背景
Gore-Tex ePEメンブレンは、従来のGore-Tex製品に使用されてきたPFASを排除した新しい素材です。PFASは、その優れた撥水性、防汚性、耐熱性から多くの製品に利用されてきましたが、「永遠の化学物質」とも呼ばれ、環境中での分解が非常に困難であり、人や動物の健康への潜在的な悪影響が懸念されています。Gore社は、2025年までに消費者向け製品の90%で「環境的に懸念されるPFAS」を排除するという目標を掲げており、ePEメンブレンはその目標達成に向けた主要な技術です。ePEメンブレンは、延伸ポリエチレン(ePE)を主成分とし、非常に軽量でありながら耐久性と透湿性を維持しています。この新素材は、従来のGore-Tex製品と同等、あるいはそれ以上の性能を提供しつつ、環境負荷を大幅に低減することを目指しています。アークテリクスのような主要ブランドがこの新素材への移行を決定したことは、アウトドア業界全体における持続可能性へのコミットメントを強化する動きとして注目されます。

アウトドア業界における持続可能性への動きと今後の展望
アークテリクスによるPFASフリーGore-Tex ePEメンブレンへの移行は、アウトドア業界における環境意識の高まりを象徴するものです。消費者の間でも、製品の環境フットプリントに対する関心が高まっており、ブランド側もこれに応える形で、より持続可能な素材や製造プロセスの採用を進めています。Gore社は、ePEメンブレンの開発を通じて、高性能と環境配慮の両立を目指しており、アークテリクスのようなパートナーブランドとの協力により、その普及を加速させています。この動きは、他のアウトドアブランドにも影響を与え、将来的には業界全体のサプライチェーンにおいて、より環境に優しい素材への移行が加速する可能性があります。これにより、アウトドア愛好家は、高性能を維持しつつ、地球環境への影響を最小限に抑えた製品を選択できるようになるでしょう。
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