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クライミング
Up-Climbing 🇮🇹

クライミングスポット:テンピ・モデルニ

CLIMBING SPOT: TEMPI MODERNI

ヴァッレ・オルコにおける歴史的クライミングスポット「カポラル」と「テンピ・モデルニ」
イタリア北西部ピエモンテ州のヴァッレ・オルコは、花崗岩の岩壁が特徴的なクライミングエリアとして知られています。その中でも「カポラル」は、この地域で最も歴史があり、主要なクライミング構造物の一つです。カポラルの岩壁に初めて開拓されたルートが「テンピ・モデルニ(Tempi Moderni)」であり、その名は「現代」を意味します。このルートは、当時のクライミング界に現れつつあった新しい潮流、通称「ヌオーヴォ・マッティーノ(Nuovo Mattino)」運動を象徴するものとして名付けられました。

「テンピ・モデルニ」ルートの開拓者たちと「ヌオーヴォ・マッティーノ」運動
「テンピ・モデルニ」ルートは、1970年代初頭にフラヴィオ・レオーネ、ウーゴ・マネーラ、グイド・モレッロ、ジャン・ピエロ・モッティという4人の著名なクライマーによって開拓されました。彼らは、当時のクライミングにおける技術的、倫理的な進化を反映してこのルートに名前を付けました。特にウーゴ・マネーラは、カポラルという岩壁自体の命名者としても知られています。「ヌオーヴォ・マッティーノ」運動は、伝統的なアルピニズムの厳格なルールやスタイルに疑問を投げかけ、より自由で創造的なアプローチを追求するものでした。この運動は、クライミングにおける技術革新だけでなく、自然との関わり方や個人の表現の自由を重視する哲学的な側面も持ち合わせていました。開拓者たちは、この新しい精神をカポラルの岩壁に刻み込み、「テンピ・モデルニ」を通じて、その時代のクライミングの変革を体現しました。このルートは、単なる物理的な登攀ルートに留まらず、クライミングの歴史における重要な転換点を示す象徴的な存在となっています。
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