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登山・ハイキング
The Trek 🇺🇸

2つのザック、2つの私

Two Packs, Two Versions of Me

ロングトレイル準備の葛藤とギア選択の哲学

筆者は8日後に迫ったロングトレイルに向けて、準備の最終段階にある。この時期特有の焦燥感と、本当に必要なものか確信が持てないまま追加のギアを注文する様子が描かれている。具体的には、キャンプスリッパ、新しいレインパンツ、スマートフォン用のショルダーストラップポケットなどが挙げられている。早朝5時に胃酸の逆流で目覚め、トイレットペーパーの量まで悩むといった、リアルな精神状態も吐露されている。

準備の中でも特に大きなウェイトを占めるのが、どのバックパックを選ぶかという問題だ。筆者は2つのバックパックを所有している。1つは、コンチネンタル・ディバイド・トレイル(CDT)をコロラド州からクレイジークックまで踏破した際に使用した「Gregory Paragon 50」。もう1つは、オレゴン・ディバイド・トレイル(ODT)のために購入したものの、結局一度も使用しなかった新品の「Gregory Zulu 65」である。この2つのバックパックは、単なる道具ではなく、筆者の異なる側面やトレイルへのアプローチを象徴している。

バックパックが語る「二つの私」

「Gregory Paragon 50」は、筆者がCDTという過酷なロングトレイルを経験した証であり、使い込まれたギアが持つ歴史と信頼性を表している。このバックパックと共に、筆者は数々の困難を乗り越え、多くの思い出を築いてきた。一方、「Gregory Zulu 65」は、ODTという新たな挑戦のために準備された、まだ見ぬ可能性を秘めたバックパックである。新品であることから、筆者の心の中には、より快適さや機能性を追求したいという願望、あるいは過去の経験を踏まえて装備を見直したいという思いがあることが伺える。

この記事は、単なるギアの選択に留まらず、ロングトレイルを歩くハイカーが直面する内面的な葛藤や、ギアが持つ意味合いについて深く考察している。バックパックは、ハイカーの経験、哲学、そして未来への期待を映し出す鏡のような存在だ。どのバックパックを選ぶかという問いは、最終的に「どのような自分でありたいか」という自己認識に繋がる。筆者は、これらのバックパックを通じて、自身のハイキングスタイルやトレイルへの向き合い方を再確認しようとしている。最終的な選択はまだ明かされていないが、その過程自体が、ロングトレイル準備の醍醐味であり、ハイカーの成長を促す重要な要素であることが示唆されている。
実践ヒント
  • ロングトレイルでは、使用経験のあるギアと新しいギアの両方を検討し、それぞれのメリット・デメリットを比較検討する。
  • 出発直前のギア選びは、過去の経験と未来の目標を照らし合わせる良い機会と捉える。
  • バックパックの選択は、単なる容量だけでなく、自身のハイキングスタイルや快適性への要求を反映させる。
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