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アダム・オンドラ、フォンテーヌブローでV14/15を初登

Adam Ondra Makes First Ascent of V14/15 in Fontainebleau

アダム・オンドラ、フォンテーヌブローでV14/15の初登を達成

チェコの著名なクライマー、アダム・オンドラが、フランスのフォンテーヌブローにあるトワ・ドルセ(Toit d’Orsay)エリアで、V14/15(8B+/C)グレードのボルダリング課題「Little Boy du Fond」を初登しました。当初、オンドラはV14のフラッシュ(初見での一撃)を狙っていましたが、結果的に新たな高難度課題の初登という形でセッションを終えました。彼はこの課題を「V14/15、あるいはスラッシュグレードを信じないならソフトV15」と評価しています。この課題は、オンドラのクライミングスタイルに非常に合致しており、360度のワイルドな回転ムーブ、強力なガストンへのダイナミックな動き、そして約41秒間のバットハング(逆さまにぶら下がる)レストが特徴です。見た目の美しさよりも、そのムーブの複雑さと難易度が際立つ課題とされています。

「Little Boy du Fond」の挑戦的な特性とオンドラのスタイル

「Little Boy du Fond」は、そのユニークなムーブ構成から、アダム・オンドラの得意とするクライミングスタイルを象徴する課題と言えます。特に、クライマーが体を大きく回転させる360度ムーブは、高度なボディコントロールとバランス感覚を要求します。また、ガストン(手のひらを上に向けてホールドを保持する)へのダイナミックな飛びつきは、爆発的なパワーと正確なタイミングが不可欠です。さらに、約41秒間という長時間のバットハングレストは、体幹の強さと持久力、そして精神的な集中力が試されるポイントです。このレストは、次の難関セクションに備えるための重要なリカバリー時間となりますが、逆さまの体勢を維持すること自体が大きな負担となります。オンドラ自身が「最も美しいクライミングではない」と述べているように、この課題は視覚的な魅力よりも、純粋な身体能力と技術の限界を追求する性質が強いことが伺えます。彼の初登は、ボルダリングにおける新たな難易度の基準を打ち立てるものとして、クライミング界に大きな注目を集めています。この成果は、オンドラの卓越したクライミング能力と、常に限界を押し広げようとする彼の探求心を示すものです。
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