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クライミング
Up-Climbing 🇮🇹

チベッタ:レナートピラー初完全フリー登攀

CIVETTA: PRIMA LIBERA INTEGRALE DEL PILASTRO RENATO

ドロミテ山塊の新たな歴史的偉業:チヴェッタ「ピラストロ・レナート」の完全フリー初登攀

2026年7月22日から23日にかけ、イタリアのドロミテ山塊に位置するチヴェッタ北西壁の「ピラストロ・レナート」ルートにおいて、アルパインガイドのアレッサンドロ・バウとニコラ・トンディーニが、その歴史上初となる完全フリーでの登攀を成功させました。この偉業は、ドロミテにおけるアルピニズムの歴史に新たな1ページを刻むものです。全長670メートル、難易度IX+(UIAAスケール)に達するこのルートは、伝統的なクライミングスタイルで挑まれ、まさに夢のような登攀であったと報じられています。

詳細なルート情報と登攀スタイル

「ピラストロ・レナート」は、チヴェッタ北西壁にそびえる印象的な岩の柱であり、その垂直性と露出度から、長年にわたり多くのクライマーの挑戦意欲を掻き立ててきました。バウとトンディーニは、このルートをフリークライミングの原則に則り、人工的な手段を最小限に抑え、自身の身体能力と技術のみで登り切るという、純粋なスタイルを貫きました。特に、IX+という高難度セクションを含む670メートルもの長大なルートを、完全にフリーで繋ぎ合わせたことは、彼らの卓越したクライミングスキルと精神力の証と言えるでしょう。登攀中には、ポータレッジ(簡易テント)を使用し、壁上でのビバークを伴う複数日にわたる挑戦であったことも特筆すべき点です。この登攀は、アレックス・ファエッダとエンリコ・ヴェロネーゼによって撮影され、その壮大な様子が記録されています。

この成功は、ドロミテの険しい岩壁におけるフリークライミングの可能性を再確認させるとともに、次世代のクライマーたちに新たなインスピレーションを与えるものとなるでしょう。彼らの偉業は、単なる技術的な達成に留まらず、アルピニズムの精神と、自然への敬意を体現するものです。
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