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インタビュー:エルワン・ルグランが語る「ボンベ・ブルー(5.15b)完登、そして裸足のクライミング術」

Interview: After Bombé Bleu (5.15b), Erwan Legrand shows us how to climb barefoot

「Bombé Bleu」を裸足で完登:エルワン・ルグランの偉業
17歳のエルワン・ルグランが、長年多くのトップクライマーを阻んできた難関ルート「Bombé Bleu」(9b/5.15b)を裸足で完登したことは、クライミング界の歴史に刻まれる快挙である。このルートは35年もの間、クリス・シャーマ、フレッド・ルーリング、チャールズ・アルバート、ニコラス・ペルロルソン、アレックス・メゴスといった世界最高峰のクライマーたちを退けてきた。しかし、レジェンドクライマーの息子であるルグランは、シューズを履かずにこの偉業を成し遂げた。これは単なる若者のパフォーマンスではなく、裸足クライミングの可能性を世界に示した事例として注目されている。

裸足クライミングの哲学と実践
ルグランは、幼少期から裸足で過ごすことが多く、自然と裸足でのクライミングに慣れ親しんできた。彼にとって裸足は、単なるスタイルではなく、岩との一体感を深め、より繊細な感覚でホールドを捉えるための手段である。シューズを履かないことで、足の指や足裏全体でホールドの形状や質感を直接感じ取ることができ、これが彼のクライミングに独自の優位性をもたらしている。彼は、裸足で登ることで、足の筋肉や腱が自然に鍛えられ、バランス感覚や足の器用さが向上すると語る。また、シューズの制約がないことで、より自由な足の置き方や体の動きが可能になり、それが難易度の高いムーブを解決する鍵となることもあるという。ルグランは、裸足クライミングは特別な訓練を必要とせず、誰もが試せるアプローチだと考えており、自然とのつながりを感じながらクライミングを楽しむための方法として推奨している。

裸足クライミングのメリットと今後の展望
裸足クライミングの最大のメリットは、足裏の感覚を最大限に活用できる点にある。シューズでは感じ取れない微細なホールドの凹凸や摩擦を直接感じ取ることで、より確実なフットワークが可能になる。また、足の指を独立して使うことで、シューズでは届かないような小さなホールドにも対応できる。ルグランは、この裸足での経験が、彼のクライミングスタイルを形成し、他のクライマーが到達できなかったレベルへと導いたと分析している。彼の成功は、クライミングにおけるシューズの役割について再考を促すものであり、今後、裸足クライミングが新たなトレンドとして注目される可能性も秘めている。ルグランは、自身の経験を通じて、クライミングの多様なアプローチを提示し、より多くの人々が自然な形でクライミングの喜びを発見することを願っている。
実践ヒント
  • 裸足で歩く習慣を取り入れ、足裏の感覚を養う。
  • 簡単なボルダリングや低難度ルートで裸足クライミングを試してみる。
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